新刊・話題の書

2006年03月21日

全てが西瓜糖でできている世界。

『西瓜糖の日々』リチャード・ブローティガン

 静かで不可思議なコミューン『アイデス(iDeath)』の日常がブローティガンならではの淡々とした詩的な語り口でつづられます。
 大事なことは言葉では表せないものかもしれません。言葉で表す必要のないものかもしれません。

『西瓜糖の日々』リチャード・ブローティガン

posted by ksuke at 19:35| Comment(35) | TrackBack(4) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

毎朝出会う首周りの数学。

『ネクタイの数学』トマス・フィンク/ヨン・マオ

 多くの社会人が毎日のように出会っているであろう「数学」=「ネクタイの結び方」。あなたはご自分(もしくはご主人・恋人)のネクタイの結び方の名前をご存じでしょうか。「オリエンタル」?「フォアインハンド」?名前なんて知らなくても全然問題はないのですが次の事実を知れば少しは興味がわいてくるかもしれません。

 『ネクタイの結び方は理論上85通りしかない』

 理論上というのは「トポロジー」という数学の一分野での話です。本書ではこの85通りが全て図解で分かりやすく示されています。
 ちなみに僕は一年の内に数回しかネクタイを結ぶ機会はないのですが「ハーフウィンザー(ノット10)」か「ウィンザー(ノット35)」と呼ばれる方法で結んでいます。実は「オナシス」に少し憧れているのだけど。。。
posted by ksuke at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

今だからこそ日本史。

『日本史の考え方 河合塾イシカワの東大合格講座!』石川 晶康


 希望を持ちにくい社会になったと言われて久しい日本社会。外交的にも問題が山積みとなっている今だからこそ自国の歴史を見直すことも必要かもしれません。
 東大を目指す人にもそうでない人にもおすすめの一冊。

『日本史の考え方 河合塾イシカワの東大合格講座!』石川 晶康
posted by ksuke at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ポストの前に。

『寝ながら学べる構造主義』内田 樹

 思想史的な分類では現在は「『ポスト構造主義』の時代」なのだそうです。
 『ポスト構造主義』を語るにはもちろん『構造主義』について理解しなければなりません。「構造主義とは何か?」なかなかきちんと説明できる人は少ないのではないでしょうか。本書では構造主義以前の思想から「バルト」「フーコー」まで歴史を追いながら『構造主義』について一通りの説明がなされています。
 レヴィ・ストロースは「みんな仲良くしようね」と言ってるそうです。バルトは「言葉づかいで人は決まる」と言ってて フーコーは「私はバカが嫌いだ」と言ってるそうです。。。詳しくは本書で。

『寝ながら学べる構造主義』内田 樹
posted by ksuke at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月02日

頼む。。。頼むから。。。

『頼むから静かにしてくれ〈1〉』
レイモンド・カーヴァー(著) 村上春樹(訳)

 アメリカ文学界に衝撃を与えた短編作家カーヴァーのデビュー短篇集から十三篇を収録。どれも才能を感じさせる静かで力強い作品ですが特に最後に収録されている『学生の妻』は小品ながら出色の作です。日常に潜むどうにもやりきれない絶望。。。カーヴァー文学の真骨頂を満喫して下さい。

『頼むから静かにしてくれ〈1〉』
レイモンド・カーヴァー(著) 村上春樹(訳)
posted by ksuke at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

日本文化を愛する理由。

『堕落論』坂口安吾

 坂口安吾の随筆集。
 タイトルにもなっている『堕落論』以外にも興味深い随筆が多くまとめられています。
 「京都の寺院や神社が全て無くなっても全然構わない」と言い切る『日本文化私観』は文庫本で30ページ程度のものですが読み応え充分です。
 ほかに日本文化・日本人を考察しさらには小説家や芸術そして人生の在り方を論じた『恋愛論』などを収録。

『堕落論』坂口安吾
posted by ksuke at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

よみがえるヒーロー。

『PLUTO』手塚治虫(原作)・浦沢直樹

 日本が生んだ天才漫画家・手塚治虫の名作『鉄腕アトム』。この作品に現代のMANGA界には欠かせない作家となった浦沢直樹が真っ向から取り組んで誕生したのがこの『PLUTO』です。
 ロボットとは?そして人間とは?愛とは?平和とは?
 昭和のヒーローが鮮やかによみがえります。
『PLUTO (1)』
『PLUTO (2) 』
posted by ksuke at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

子供のように考えてみましょう。

『はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内』
野矢 茂樹 (著) 植田 真(絵)

 子供のように考えてみましょう。そもそも『考える』というのは一体どういうことなんでしょう?
 この本を通して「子供のように『考える』ことについて考えてみましょう」。
 植田真さんによるイラストもすごく素敵な一冊です。
はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内
posted by ksuke at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

日本で最もノーベル賞に近い男。

『脳と仮想』茂木健一郎


 気鋭の脳科学者であり「日本人で最もノーベル賞に近い男」と言われる茂木健一郎さんの著作です。「クオリア=感覚の持つ質感」をキーワードとして脳と心の関係を研究し近代科学が置き捨ててきた「心」の解明へと迫ります。「小林秀雄賞」受賞作品です。

茂木健一郎さんのblog『クオリア日記』もどうぞ。

『脳と仮想』茂木健一郎
posted by ksuke at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月12日

象はどこへいったのだろう。

『象の消滅:短篇選集 1980-1991』村上春樹

アメリカで編集された村上春樹の短編選集。
日本人の感性とはまた違ったセレクションが興味を誘います。

『象の消滅:短篇選集 1980-1991』
posted by ksuke at 17:16| Comment(11) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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